被害女性たちの証言を直接聴くことが難しくなった今、彼女たちの証言を「声を出して読む」ことで、被害女性たちの「声」に耳を傾けようとするキボタネWS。11回目は、昨年末に翻訳出版された『記憶で書き直す歴史』(挺対協の証言集4)の中から崔甲順(チェ・ガプスン)さんを取り上げます。
『記憶で書く歴史』は、挺対協の証言集6巻の中でも、聴き取り方法に画期的な転換をもたらした『証言4集』の翻訳書で、サバイバーたちが語ったありのままの言葉を紡ぎ、言葉にならなかった想い――息づかい、泣き方、沈黙――までも読者に届けようとしています。「問うから聴くへ」という画期的な方法論を確立・実践したこの本は、その後、韓国で「慰安婦」証言研究だけではなく、オーラルヒストリー研究でも高く評価されてきました。その本に収録されたサバイバー9人の肉声の中から、今回は崔甲順さんに焦点をあてます。発表は、運営委員の金麻紀さんです。
また、今回はWS始まって以来はじめて無料で先着30人の方にご参加いただきます。
zoomのミーティング機能を使って全体でテキストを音読し、ブレイクアウトルーム機能を使ってグループディスカッションをおこないますので、カメラとマイク機能をオンにしてご参加いただきます。この機に『記憶で書き直す歴史』もご注文いただけたらと思います。
キボタネWS Vol.11 崔甲順さんの証言を読む
日時 2021年10月2日(土)14:00~17:00
チューター 金麻紀(キボタネ運営委員)
参加費 無料
定員 先着30名 ※要予約
※『記憶で書き直す歴史~「慰安婦」サバイバーの語りを聴く』(税込み3,080円)
ご購入される方は以下をクリックしてください。
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